雪は降っているとき・積もったとき・溶けたときなど様々な状態に変化して被害をもたらします。雨や風と違い、警戒する時間は長いです((+_+))
1.雪圧害
雪災と聞いてまず思い浮かぶのは、降り積もった雪の重さによる被害ではないですか?
雪の重さは新雪の場合1㎤おおよそ150㎏で
時間が経ち固く重くなった雪は約500㎏にもなってしまいます。
固まった雪は雪下ろしが困難になるので、新雪のうちに雪下ろしをする必要があります。
雪圧害で受ける被害
●積雪の重みで屋根やカーポートが壊れる
●隣の住宅からの落雪で外壁が壊れた
2.風雪害
大雪を降らせる際に強い冬型の気圧配置は台風並みの強風・突風を伴うことがあります。
そのため大雪だけでなく、強風による建物の被害も考えられます。
風雪注意報や暴風雪警報が発表されたら、大雪とあわせて強風対策も必要です。
風雪害で受ける被害
●吹雪でトタン屋根が飛ばされた
●暴風雪による飛来物で外壁に穴があいた
3.雪崩害
雪崩は山の斜面に降り積もった雪が、さらなる降雪や降雨・気温上昇などによって
急に崩れ落ちる現象のことで、豪雪地帯では毎年起こっている災害です。
凄まじい破壊力を持ち、人や建物を飲み込んで大きな被害をもたらします。
雪崩害で受ける被害
●雪崩が起き建物が流されて全壊してしまった
4.着雪害
水分を多く含む湿った重い雪が電線などに付着し、その重みで断線してしまったり
鉄塔や電柱が倒壊する災害で、停電や電車の運行に影響が生じてしまいます。
懐中電灯を準備しておくなど停電に備えておきましょう。