建築基準法では通常の火災による火熱が加えられた場合に
下記の3つの条件を満たすと防火材料と分類されます。
1.燃焼しないこと
2.防火上、有害な損傷を生じないこと(変形・溶接・亀裂など)
3.避難上、有害な煙やガスを発生させないこと
この条件を満たした上で、条件を満たさなくなるまでの加熱時間の長さによって
「不燃材料」「準不燃材料」「難燃材料」に分類されます。
●不燃材料 加熱開始後20分
●準不燃材料 加熱開始後10分
●難燃材料 加熱開始後5分
■9.5mm厚の石膏ボード厚み9.5mmの石膏ボードは、標準的なものとして部屋の壁や天井の下地材として使用されています。
準不燃材料に分類されています。
■12.5mm厚の石膏ボード
12.5mm厚の石膏ボードも標準的なものですが、9.5mmとは違い厚さがあるため不燃材料に分類されています。
使用されているのは同じ、部屋の壁や天井の下地材です。
■耐水・防水の石膏ボード
石膏ボードは水や湿気に弱いので、台所や洗面所などの水を良く使用する場所には
耐水・防水の石膏ボードを使用することで、曲がりを防ぐことができます。
厚さは9.5mm・12.5mmのどちらもあります。
■化粧石膏ボード
石膏ボードを張りつけた後、仕上げにクロスを貼りますが
石膏ボード自体に板目やクロス模様を施したものがあります。
化粧石膏ボードは、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを吸着して
分解、低減する機能を持ったものまであります。