1.土壁を塗りなおす土壁に用いられている材料は大きく分けて3つの種類があります。
①漆喰
漆喰は石灰岩を焼いて作られていて、江戸時代以前から日本家屋に用いれられている材料です
表面がつるつるしていて加工がしやすいので築100年クラスの古民家はもとより
和風の内装を好むデザインを好む家庭や、店舗でも人気の壁材料として使用されています
②珪藻土
珪藻土は植物性プランクトンなどが堆積した地層の土を使用した壁の材料のことです
通気性や調節性能が高いことから約20年前から建築材として広く使用されるようになりました
表面がつぶつぶとした質感で仕上がるので、いかにも土でできているという感じになります
③その他の土
各地方には気候と風土に合った地元産の土があり「赤土」「黒土」など
古くから使用されている材料です
こうした土は古民家やお寺で使用されているケースが多く、壁塗りの技術も
地方特有の方法によって培われていることが多いです
こうした土壁は経年によって傷んでくると、表面の土がポロポロと落ちて
場合によっては崩れてしまうこともあります。
土壁の補修には手間がかかり、規模が大きいと工事の期間や費用も大きいものになってきてしまいます。
2.クロスに張り替える
本格的な補修工事をすると、長期間に及ぶ工事が必要となるため
生活空間にある土壁の補修やリフォームはクロスを張るという方法が手軽でメジャーなものになっています。
この方法では工期が短く費用も安く済むという他にも
豊富なデザインやカラーバリエーションの中から好みのものを選択して
部屋の雰囲気をガラリと変えることも可能になります。
3.DIYでペンキを使用して塗りなおす
土壁のリフォームでそんなにお金をかけたくないという方には、自分で補修する方法があります。
最近はDIYブームであることなどから、ホームセンターなどでDIY用の補修材料が数多く販売されています。
自分で補修すれば、予算的にも最も安く土壁を補修することができます。
しかしDIYでの補修には限界が生じることが多くあるため注意しましょう。
どうしてもDIYでの補修を行いたい方は、乾燥に時間がかかるタイプの材料を選択して
何度も塗り直しができる材料を使用してマイペースに補修していきましょう。
補修を行う部分が少なくても、それなりの作業時間がかかるので気長に楽しく作業するようにしましょう。