撥水塗料のメリット・デメリットを知って塗装が必要なのか見極めるためにもまずは撥水という効果の特徴と、防水や親水との違いを知りましょう。
外壁塗装における水対策の方法としては主に
撥水 防水 親水の3つがあります。
撥水や親水も含めて「防水対策」や「耐水効果」とひとくくりにすることがありますが
塗料の防水の仕組みは、撥水や親水とは少し異なりますのでそれぞれの違いを区別しましょう!!
①撥水効果
撥水とは、水を撥ねつけることです
撥水効果のある塗料を塗装すれば、雨水があたっても雨水が染み渡らず
水滴の粒になって流れ落ちるようになります
撥水材は幕を張るというよりも、撥水材自体が浸透することで効果を発揮します
②防水効果
撥水材が外壁材に浸透して効果を発揮するのと違い、防水効果を持つ塗料は
外壁表面をコーティングすることによって防水効果を発揮します
防水効果を持つ塗料は特殊塗料ではなく、樹脂の膜を作る塗料のほとんどは
基本的な防水効果が備わっています
そのため塗装すると外壁表面に樹脂膜を作り、雨が外壁に染み渡らないようにします
③親水効果
親水とは水になじみやすい性質のことで、親水機能を持つ塗料で外壁塗装をすると
表面に親水効果を持つ膜ができます
この「水になじみやすい性質」というものは「水を吸収する」という意味ではありません
親水性の塗膜は、雨水が従来よりも外壁に付着しやすい状態になります
そのため外壁表面に付着した汚れも雨水が拾い流れ落ちるので
雨が降ることでセルフクリーニング効果を発揮するようになります