雪下ろしには5つの手順があり、手順について説明します。
1.雪下ろしを始める前に
まず、雪下ろしをし始める前に雪の積もり具合の確認を行います
安全に雪下ろしを行うためにも、のぼる場所・雪を下す場所などを決めておきましょう
窓ガラスや灯油タンクが下にある場合は、壊れてしまわないように対策を取る必要があります
勾配屋根については、雪止めが付いているかの確認をします
もし、雪止めが付いていなければ作業が危険になるので雪止めを設置するか
業者に依頼するようにしてください!!
2.足場の確保
ハシゴがズレないように棟・軒の位置にまっすぐになるように立てましょう
安定していても一人でのぼらず、必ずハシゴの補助をしてもらってください
のぼる際は滑らないように靴底の雪を落として、のぼるようにします
そして、バランスを崩してしまう恐れがあるので道具は屋根にのぼった後に渡してもらいましょう
3.アンカー(命綱)の確認
アンカーの固定している箇所の強度の確認をしましょう
4.ハーネス(安全帯)とつなぐ
屋根にあがったら、アンカーとハーネスをつなぎます
アンカーを屋根から落ちない長さに調節してから、ハーネスをつなぐようにします
アンカーの長さは軒先から1mほど、雪庇を落とす際は50㎝程度になるように調節しましょう
※雪庇(せっぴ)‥庇のようにせり出した積雪のこと
5.雪下ろしをする
屋根が見えるまで全部落とすのではなく、少し厚みを残して雪下ろしを行いましょう
全部落としてしまうと屋根材で滑ってしまう恐れがあります