:入母屋屋根ってどんな屋根? 入母屋屋根(いりもややね)は日本の伝統的な屋根の形です。
寄棟屋根の上に、切妻屋根をのせた造りになっていて
ふたつのメリットを大胆に重ねてしまったという感じです。
日本瓦ととてもよくマッチしますが、構造が複雑なため
都会ではめっきり見かけなくなりました。
日本瓦とセットと思われていましたが、近頃は入母屋屋根に
スレートやガルバリウム鋼板などの金属屋根をあわせるのが静かなブームになっています。
:メリットは? なんといってもどっしりとした風格と安定感です。
見た目でも、構造でも非常にしっかりとしているので
少々の雨・風ではびくともしません。
耐風性も断熱性も高く、強さは屋根の中で最強クラスです( ゚Д゚)
寄棟屋根の[ 安定感 ]というメリットと
切妻屋根の[ 屋根裏を使って空気の流れを効果的に作る ]というメリットを
上手に取り入れているので最強と言われているワケがわかりますね。
:デメリットは? こんな最強と言われている入母屋屋根に
デメリットなんてなさそうに思えますが、そうはいきません。
入母屋屋根のデメリットは、ざっくりお伝えすると
その構造の複雑さなんです(>_<)
構造が複雑なため、時間もコストもかかってきます。
そして、雨漏りのリスクも高いです。
二つの屋根の構造をあわせ持っているわけなので棟が多くあり
また合わせも複雑なので、雨漏りのリスクが高くなってしまうのです。
最後に挙げられているのは耐震性の不安。
地震の揺れは屋根の重さに応じて大きくなるので
建物自体の強度がなければ屋根を支えきれません。
大きな地震のあと建物は倒壊してるのに、屋根だけがそのままの形で
残っているという光景をテレビなどで見たことがあるのではないでしょうか。
しかし、瓦を使っていて屋根が重いから倒壊するのかというわけではなくて
構造がしっかりとしていれば問題のない家も多く存在します。
耐震診断・耐震リフォームは思った以上に費用がかかってしまいますが
地震大国日本で暮らすのだから安全費用として前向きに考えたいものですね。
今回は独特の雰囲気を持つ入母屋屋根について紹介しました。
快適で安全な家で暮らしたり、理想の家を建てたりするには
屋根の機能性・安全性・デザイン・暮らしに影響するコスト面など
様々な点を考慮して屋根を選ぶことがとても重要になってきます('ω')ノ
屋根について何か気になることがあれば
≪街の屋根やさん 滋賀湖南店≫までお気軽にお問合せください♪♪