■■瓦屋根■■
和風建築といえば、瓦屋根です。
瓦屋根は日本の原風景で屋根材の代表ともいえます(^^)
近代では、耐震の面からスレート屋根が主流になってきていますが
和風建築には、瓦屋根が必ず使われる理由もたくさんのメリットがあるからです。
そこで今回は瓦屋根のメリット・デメリットについて紹介したいと思います。
:瓦屋根の特徴 日本の歴史的な建物に必ずと言っていいほど、使われている瓦。
その重厚感や耐久性は、どの屋根材と比べてもダントツです。
瓦は、陶器製品(お茶碗)と同じで高温で焼き固めて作ります。
夏は特に屋根部分は熱くなり、その熱さは想像以上(*_*)
しかし瓦はその高温にも耐える耐久性を持っています。
経年劣化にも強く、証明として
よくテレビなどで、壺・お皿などの焼き物がそのままの形で地面から発見され
歴史的なものならニュースになってるのを見たことありませんか?
瓦屋根の技術も進化され
以前は土葺きという屋根面全体に土を使う施工方法でしたが
現在は土を使わない軽量耐震方法に変わってきています。
瓦自体も軽量化され
屋根にかかる重量は旧方法と比べ半分程度とかなり軽くなっていて
簡単にずれたり、落ちたりしないようになっています。
そのため屋根の葺き替え工事でも、再び瓦屋根を選択し葺き替えを行うこともあります。
:瓦屋根のメリット たくさんメリットはありますが、その中でもズバリ耐久性が1番ではないでしょうか。
焼き物なので経年劣化に強いです。
屋根は構造と住まいを支える大切な部分ですので強い瓦には安心感があります。
そして瓦屋根は日本独自の自然環境に適しており
夏は、しっかりと強い日射から生活をまもる断熱性があり涼しく過ごせて
冬は、冷気を遮断してくれるので暖かく過ごせるようにしてくれます。
雨・風にも強く、また防音性にも優れていて
雨音の吸音率が他の屋根より高いというメリットも持っています。
高い遮音性は大雨の日でも、雨音を気にせず静かに過ごせます。
デザインの面でも、ザ・和風として思われがちですが
近年では都会的なイメージや洋風な外観にも合わせたデザインも豊富にあります。
伝統的で威厳ある古風な外観から、デザイン性の高いモダンな外観まで
幅広く馴染むのもメリットのひとつです。
:瓦屋根のデメリット デメリットで挙げられているのは、重さと価格の高さです!!
瓦は粘土土を原料として高温で焼き固めています。
そのため他の屋根材と比べると重量が重くなっており地震のときに不利といわれています。
費用の面にしてもやはり、瓦は高額になってきます。
屋根材としても、施工にかかる時間、その分の人件費などで
どうしても高額になってしまうのです(>_<)
※瓦は重い=地震に弱いと思われてますが、最近の瓦は軽くて丈夫になってきているんです!!
軽い瓦については次回紹介さしてもらいます。
まとめ
今回は瓦屋根のメリット・デメリットについて紹介しました。
見た目や雰囲気だけでなく、住み心地にも影響してくる屋根材は
どれにしようかと迷ってしまいますよね。
特徴やメリット・デメリットなどを考慮したうえで
お好みの屋根を選択してもらえたらと思います。
屋根について何かわからないことがあれば
≪街の屋根やさん 滋賀湖南店≫までお気軽にお問合せ下さい♪♪