日本には日本三大瓦といわれる「三州瓦」「淡路瓦」「石州瓦」があります。

生産地が異なるので、それぞれその土地の風土により進化している瓦のため

製造方法や特徴が違ってきます。

しっかりと理解して新築や葺き替え、修理や修繕の際に役立てて下さい('ω')ノ

まず初めは三州瓦について紹介したいと思います。

生産地：愛知県西部

全国で最大規模の瓦の生産地のため

多くの会社があり様々な機能性を持った瓦が日々開発されています。

屋根は日光や雨や風にさらされているため、屋根材の耐久性が重要になってきます

三州瓦は高温焼成で製造されるのでしっかり焼き締まり、固く強度が高い瓦です

そのため非常に耐久性が高いといえるでしょう！！

火事から家を守るには耐火性がポイントです

１,１３０℃の高温で焼成されており建築基準法で不燃材として指定されています

雨から守っている屋根は、耐水性が必須条件となります

釉薬瓦や塩焼瓦は陶器質なので雨水をほとんど吸水しません

また水はけがよく雨水を流しやすいような設計になっています

気温が氷点下になる地方では、屋根材が凍結して不具合がでない対策が必要になります

三州瓦は凍結による屋根材の破損対策が設計されていて寒冷地方にも適しています

温暖化が進み異常気象が問題視されているこの頃

夏は高温に、冬は換気を遮り室内温度への影響が少ない屋根材が求められています

三州瓦は断熱性や遮熱性能が高く、通気性もいいので快適な暮らしの環境を作ることができます

金属屋根やスレート屋根に比べると音を通しにくくなっています

そのため雨音や周囲の音を気にせずに過ごすことができます

こういったことから地域ブランドに認定されました♪

今回は三州瓦について紹介しました！！

日本家屋にはやっぱり瓦を使いたいという方がいます。

また日本風な瓦だけでなく洋風にも合う瓦もたくさんあります。

瓦メーカーも多く様々な瓦が製造販売されているので用途に応じて選びやすいでしょう(^^)

次回は淡路瓦について紹介したいと思います。