瓦桟とは?
瓦桟とは、瓦屋根を葺くとき野地板の上に横向きに打ち付ける長細い建材のことです
スレート屋根やガルバリウム鋼板の屋根には瓦桟が設置することはありません
二つの役割
瓦桟には、瓦同士の重なりを均等にして水の侵入を防ぐ役割と
瓦がずれ落ちないように固定する二つの役割があります
この二つの役割は大事な住まいを守るためにも、必ず必要な役割です
主な二つの材質
以前の瓦桟は、木材がほとんどでした
しかし木材であるため施工時に亀裂が入ったり
反りや曲げがあったりと品質が均等ではありませんでした
そこで登場したのが、合成樹脂製のエコランバー瓦桟です!!
エコランバー瓦桟は品質が一定で、木材みたく筋や反り・曲がりがありません
しかし木材と同じように切断加工や釘打ちが可能です
腐食することもないので、木材と比べると耐久性は高いといえるでしょう
瓦桟の施工方法
屋根の下地の上に瓦から漏れてきた雨水を浸入させないように
防水シート(ルーフィング)を敷き、その上に瓦桟を設置します
瓦桟は横の直線になるため流れてきた雨水を止めてためてしまうことがあります
そうすると木製の瓦桟や下地の野地板に水が染み込んでしまい
それが腐食の原因になってしまいます
そこで、きずりを付けたり・瓦桟に水を通すための穴(ウォーターホール)を付けたりして
雨水対策を施します
✎きずりって?
横桟木の下にテープや流し桟という木材を縦に敷いていくこと
こうすることで横桟木が少し浮き、そこから排水できるようになる
今回は瓦桟の基礎知識と種類について紹介しました(^^)
存在だけでも知っていただけたら嬉しく思います。
屋根は普段あまり目にとめないことが多いと思いますが
少しでも屋根に目を向けてあげてください。
そうすることで、ちょっとした屋根の変化に気づくことができ
トラブルが起こる前に対処できたりします!!
屋根のことなら≪街の屋根やさん 滋賀湖南店≫にお任せください♪♪