?鬼瓦とは??
鬼瓦とは和式建物の棟(大棟・隅棟・降り棟)も端などに設置される役瓦のことをいいます
日本では古くから屋根の棟端は、家内安全・無病息災・災害回避などを
祈る神聖な場所としてあがめられてきました
その厄払いに託したというシンボルが鬼瓦なのです
鬼面だけでなく鯉・雲・植物を具象化したものなど様々な装飾瓦が作られています
平安時代から江戸時代まで鬼面が多かったことから
現在では鬼面の有無に関わらず屋根の棟端を飾る瓦のことを鬼瓦と呼びます
?鬼瓦の役割?
雨仕舞の役割
「雨仕舞」とは屋根の中に雨が浸入しない構造を意味しますが
棟の中には土があり鬼瓦で塞がれています
そのことから鬼瓦は雨仕舞の役割があるとされています
魔除けの役割
鬼瓦には厄除け・魔除けの役割もあります
鬼瓦という名前からわかるように、鬼が瓦に彫られています
その理由は「鬼を味方につける」「鬼が厄を払う」と信じられていたためです
現在では瓦屋根の構造として設置されていますが
昔は鬼瓦というと「魔除け」「厄除け」の意味を込めて設置されていました
?鬼瓦の修理と注意点?
鬼瓦は漆喰で固定されています
漆喰が劣化して剥がれてしまうと、鬼瓦が浮いたり欠落してしまいます
その際は、漆喰補修工事で鬼瓦を固定します
修理するにあたっての注意点
まず、劣化を放置しないことです
浮きや欠落を放置すると、棟の内部に雨水が浸入して漆喰が壊れてしまいます
漆喰が壊れてしまうと雨漏りの原因になったり
棟の積み替え工事などの大規模な修理になってしまう可能性があります
費用もかかってきますので早期に対策することが必要になってきます
そしてもう一つ、DIYでの修理はしないということです
DIYで鬼瓦の部分補修を行うことは可能ですが
高所での作業になるため転落事故に繋がる可能性があります
部分補修であってもやはり専門の業者さんに依頼しましょう
いかがでしたか?
鬼瓦について少しは理解して頂けたのではないでしょうか(^^)
家紋のように住宅によって様々な種類があり、面白いです。
瓦屋根を見た際は、注目してみてください。
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