神社の屋根について、この前は種類と装飾について紹介しましたが
今回は神社の屋根修理について紹介したいと思います('ω')ノ
神社に使用される屋根材
神社の屋根には原則として檜皮葺や茅葺き屋根とされていて
他の屋根材は使用されていませんでした。
しかし近世に建てられた神社は、様々な屋根材を使用した神社になってきていて
檜皮葺や茅葺き屋根の神社を目にする機会が減ってきました。
他の屋根材を使用するようになった理由は、茅や檜皮を手にすることが難しく
修繕費も高くなってきたことが挙げられています。
檜皮(ひわだ)
ひのきの皮
檜皮葺屋根を造るのに使用される竹釘は一坪で約2400~3000本とされている
茅(かや)
ススキ・ヨシ・シマガヤ・チガヤなどのイネ科の多年草
断熱性や保温性や通気性に優れているものの火に弱く20~30年に一度は修繕が必要
銅板
葺き替え初めは銅板特有の光沢がありますが経年とともに緑青色に変色してしまう
瓦
一般住宅で瓦を使用すると費用が高いイメージがありますが
神社では、檜皮や茅と比べると安価なため使用する神社が多い
神社の屋根の修理方法
様々な屋根材が使用されている神社ですが、主に工事方法は3つです!!
1.檜皮葺
日本古来から伝わる伝統的な手法
綺麗な仕上がりになるだけでなく、耐久性があるということから
ひのきの皮だけを使用して施工されます
昔は皇族の邸宅・社寺建築で多かったですが
現在は伝統的な社寺で目にするだけになっています
2.銅板葺き
銅板を用いた屋根
軽量で耐久性に優れていて、時間が経つとともに
表面がサビてきて緑青色になって味わい深くなります
3.こけら葺き
木材の薄皮だけを使用して施工した屋根
古来より伝わる手法なので多くの文化財なので目にすることができます
こけら葺きに使用するこけら板はスギ・クリ・サワラなどの油分や粘着力だけでなく
耐水性にも優れている木材を輪切りにして赤み材の柾目の薄板を小割りにした木材です
いかがでしたか?
神社の屋根修理について紹介しました。
神社を訪れた際には、一度屋根を見てみてください。
新しい発見があるかもしれません(^^)
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