コーキングで瓦屋根は雨漏りしなくなるの?
コーキングとは、継ぎ目やヒビなどの隙間を埋めることを指します。
目地材を使用して隙間を埋めて雨漏りなどの水漏れ問題を解消して気密性を高めます('ω')ノ
コーキングに使用される材料は、シリコン系・ポリウレタン系の樹脂ですが
何を使用するかはその用途によって異なってきます。
良く知られているのは、ボトル入りの細長い缶で先端部分から
コーキング材が出るようになっているもので
その缶を、コーキングガンと呼ばれる専用のコーキング材を押し出す道具で使われるのが一般的です。
今回は、コーキングを行えば瓦屋根は雨漏りしなくなるのかについてお伝えしたいと思います。
瓦屋根の修理にコーキングが有効的になる場合があります。
まず、瓦のヒビ・欠けの修理です。
ちょっとヒビが入ってしまった、欠けてしまったなどの瓦の修繕の際にコーキングが便利です。
そして、引掛け桟瓦葺き工法により葺かれた瓦が強風でずれた時にも
コーキングで補修することができます。
瓦専用のコーキングも販売、応急処置としてオススメです!!
屋根の漆喰部分の修理には、コーキングは使用できません。
ナゼかと言うとコーキング材は、防水や気密効果を高める材料で通気性がないからです。
屋根の瓦の土台部分に塗りこめられた漆喰は通気性があり
屋根裏にたまる湿気を逃がす役割があります。
そのため、この部分にコーキングをしてしまうと換気されなくなり
屋根瓦の下の棟下部分が腐食しやすくなります( ゚Д゚)
悪い業者はコーキングを勧めてくることが多いので要注意
雨漏りを直すための瓦屋根の修繕で、コーキングの処置は果たして有効なのでしょうか。
その答えは・・多くの場合が「NO]です。
コーキングによる瓦屋根の修繕で雨漏りが改善されたという話は聞きません。
むしろコーキングで外れた屋根瓦を固定することで
瓦と瓦の間から流れ落ちるはずの雨水が、瓦の下にたまってしまい雨漏りがひどくなることがあるのです。
訪問業者の中には、雨漏りの修繕と言ってコーキング修理を勧めてくることがあります。
このような業者は、瓦の知識が少ないことを利用した悪質業者です。
適当な工事で、高額な費用を請求されるというケースもあるので十分に注意が必要でしょう。
いかがでしたか?今回はコーキングで瓦屋根の雨漏りをふせぐことはできるのかをお伝えしました。
水漏れを解消して、気密性を高めてくれますが
雨漏りは防げないということを理解しておいてください。
雨漏りの修繕と言ってコーキング修理を勧めてくる業者にも注意してください。
そして少しでも屋根に不具合を感じたら、業者に点検を依頼しましょう。
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