ケレンは落とし具合によって名称が異なります。1種ケレンは、最も大変ですがピカピカになります!!
しかし作業費用を多くかけて1種ケレンを採用することは現在の建築工事では
ほとんどないとされています(; ・`д・´)
1.第1種ケレン作業
腐食が非常に激しい場合に用いられますが、建築現場ではあまり行われません
ケレンをするより交換したほうが費用が安いという理由からです
2.第2種ケレン作業
ディスクサンダーという電動工具の他、ワイヤーブラシという鉄製のブラシを使用して
サビ・古い塗膜を完全に除去する作業を指します
サビがひどく、そのまま塗装するとサビが浮いてしまうような場合は完全にサビを除去します
古い塗膜とは別の塗料を使用する際には、古い塗膜を除去する必要があるため
この第2種ケレン作業で古い塗膜を完全に除去します
3.第3種ケレン作業
第2種と同じ工具を使用します
しかし工具が入らない狭い隙間・凹凸・曲線がある場合は
研磨スポンジを使用することもあります
第2種と違うところは、古い塗膜を残すという点です
古い塗膜まで除去する必要がない場合は、ディスクサンダーを軽くあてる
ワイヤーブラシのみで削り落とすといった方法でケレンを施します
一般住宅の屋根・外壁のケレン作業で最も多いのが、この第3種ケレン作業です
4.第4種ケレン作業
紙ヤスリや研磨スポンジで塗装面を全体的に擦るという作業になります
金属の素地は触ってみるとわかりやすいのですが、表面にザラつきがあります
軽いサビやザラつきは、紙ヤスリで擦る程度でも処理できますが
全て手作業になるため非常に大変な作業になります