住宅に使用される屋根材には、4つの種類があります。
「金属屋根」「スレート屋根」「セメント瓦」「粘土瓦」です。
トタン板をイメージされることが多いと思われる「金属屋根」は
軽量で設置が容易とされているため、他の屋根材よりもコストが低く抑えられることが特徴です。
遮熱性や防音性には欠けていて、定期的に塗装を行う必要があることも難点・・
しかし金属屋根材が主流となっているガルバリウム鋼板は
サビに強く、熱反射が高いうえに遮熱効果が期待できることから近年注目されています。
セメントと繊維材料でできた「スレート屋根」は、金属屋根と同じく
コストが低く、軽量で地震などの災害に強いことが特徴です。
そしてデザイン性が高いことも人気とされています。
難点はやはり、定期的な塗装が必要ということです・・
耐火素材のセメント繊維材料で作られ耐火性に優れている「セメント瓦」は
形状やバリエーションが豊富なため、デザイン性を重視する住宅設計に良く使用されています。
屋根裏の通気性が良く、遮熱効果が高いのも魅力でしょう。
しかし表面に塗料コーティングがされているので、定期的な塗装メンテナンスが必要になってきます。
塗装メンテナンスが不要で遮熱性の高い屋根材の「粘土瓦」
難点は材料費の高さと、重量があるため地震災害の際は不利になるという点です。