欠陥住宅の雨漏りは、根本的に施工方法の不備により起こります。主な原因を紹介します。
1.木造住宅にビル用サッシが取り付けられている
よくある欠陥住宅に、ビル用サッシが取り付けられていることがあります。
設計段階は鉄骨造だったけれど、設計変更で木造に変えたというパターンで
木というたわみに弱い構造材に変えたのにも関わらず、サッシはビル用のまま・・
木にビル用のサッシを取り付けると徐々にたわみが生じて
コーキングが切れてしまい、雨漏りを起こしてしまいます。
2.屋根の立ち上がり不足
出窓や玄関の庇部分に小屋根や、外壁との取り合い部分で雨漏りが起きてしまうことがあります。
外壁との取り合い部分の屋根材の立ち上がり高さが規定以上なければ
間違いなく雨漏りを起こしてしまいます。
屋根は勾配なりに流れる際に、1度勾配とは逆方向に上がる性質があります。
雨水が上がることを想定して、板金を外壁内部に立ち上げて納めますが
未熟な業者に施工してもらった結果雨漏りを起こしてしまったというケースです。
3.天窓と屋根材の取り合い
天窓は雨漏りしやすい部位と言われています。
そのため、天窓周りは適切な板金を納めなければなりません・・
欠陥住宅を作ってしまう業者であれば、天窓周りの緻密な納まりをおこなうことは難しいでしょう。