現在の木造住宅の火に対する強さについて詳しくお伝えしましょう。
木が燃えやすいことは事実ですが、それ細い木や木くずに言えることです。
例えば焚火で火を起こすときに乾燥した細い木を使用しますよね。
それは太くて分厚い木はなかなか燃えないからではないでしょうか(; ・`д・´)
木が燃えて表面だけ黒く焦げたところを炭化層と言います。
炭化層ができると熱が内部に伝わりにくくなり、更に酸素の供給も断たれるためなかなか燃え進まなくなります。
ある程度の厚みがある木は、燃え進む速さは1分間に0.6mmほどとされています。
一般的な木造住宅に使用される柱や梁は10㎝以上の厚みがあります。
30分火に晒されることになっても表面から2㎝は焦げてしまいますが、内側はほとんど残ります。
このことから現在のも木造住宅は火事になっても
躯体である木材の内部まで燃え尽きることはなく、強度を保つことができます。