基礎工事の方法には「ベタ基礎」と「布基礎」の2つがあります。
1.ベタ基礎(防湿基礎)
ベタ基礎(防湿基礎)は、現在多くの住宅が取り入れている基礎工事の方法で
建物の底一面を鉄筋コンクリートの基礎で支えます
安定性が高く地震の揺れや、不同沈下にも強いつくりになっています
ベタ基礎にすることで、地面から上がって来るシロアリや湿気を防ぐことができるので
建物の品質を長く保つことができます
2.布基礎
布基礎は、建物の柱や壁の部分にコンクリートを打設する基礎工事の方法です
(打設‥建築の基礎となるコンクリートを枠の中に流し込むこと)
ベタ基礎が建物を面で支えるのに対し、布基礎は壁面に向かって線で支えると考えましょう
布という漢字が付いているので、どこかに布を使用するのかというとそうではありません
漢字の布には「平らに伸びる」という意味があり
壁面に向かって伸びることから布基礎と名づけられたそうです
どのようにコンクリートを打設するかによって「ベタ基礎」と「布基礎」が決まります!!
布基礎はベタ基礎と比べるとコストが低いこと
柱や壁にかかる荷重を受け止めやすいなどのメリットがあります。
しかし、ベタ基礎で防げている湿気・シロアリが発生する危険性があります。