シンナーも種類があり、塗料の種類によって使い分けられています。
ラッカーシンナー
ラッカーシンナーは、その名前の通りラッカーと呼ばれる塗料に使用されるシンナーです
ラッカーは木材を塗装する際に使用される塗料のことで
木材をラッカーで塗装し乾燥させると木材が丈夫になるだけではなく
研磨することで光沢が出て物の品質を高めてくれます
ラッカーを溶かすために使われるシンナーですが、用途はそれだけでなく
塗料が塗装したい部分以外に付着した際に、落としやすくするための役割も持っています
エポキシシンナー
エポキシシンナーとは、エポキシ樹脂塗料に使われているシンナーで
ここで紹介するシンナーの中では一番塗料を溶かす力が強いと言われています
エポキシ樹脂塗料を溶かすほどの強い力を持っているため、基本的にはエポキシ樹脂にしか使用されません
ラッカーを溶かして使用することもできますが、不具合が発生することもあり
他にもウレタンやフタル酸、水性塗料を溶かして塗ることには向いていないシンナーです
ウレタンシンナー
ウレタンシンナーは、ウレタン塗料に使用されているシンナーで、夏用と冬用の2種類あります
時期によって使い分けるシンナーなのですが、他の塗料に使用してもなかなか溶けないため
基本的にはウレタン専用のシンナーとされています
塗料用シンナー
「ペイント薄め液」と呼ばれているシンナーで、外壁塗装で最もよく使用されているシンナーです
塗料用シンナーの溶かす力は弱くなってしまいますが
臭いは塗料用シンナーが油性塗料の中でも弱い分類になります
シンナーが塗料に使われているのは、塗料を溶かすということだけでなく
塗料の中に入り込んで塗膜を作り出した後は、塗料成分に影響を与えることなく揮発することが言えます。
そのためシンナーを使用すれば、塗料が持つ効果を変えることなく消滅することができるのです。
シンナーを塗料に合ったものを使うことでツヤ・発色の良さ・丈夫な塗膜になり
長持ちしやすくなるという傾向があります(*‘∀‘)
しかしその分、臭いがしてしまうので注意しなければなりません!!