まず初めに塗料のツヤあり・ツヤなしについて基本的なことをお伝えしたいと思います。
※ちなみにツヤなしのことを、マット仕上げと表現することもあります。
【ツヤに関して明確な定義はない】
実はツヤがある・ないに関して、ツヤありはこういうもので
ツヤなしはこういうものですと言う明確な基準は存在していません。
昔、ツヤに関する定義を決めようとしたのですが
その定義が職人の間で上手く浸透せずに、今現在ツヤに関する定義が決まっていないとされています。
しかし目安はあります。
外壁の塗料のツヤを計測する方法として、60度の角度から100の光を差し込んだ時
正反射して反対側にどれだけの光が届いたかで決めるようにしています。
正反射というのは、入射角(面に入る角度)と反射角(反射して面から出る角度)が同じ
つまり壁にぶつかる前の角度とぶつかって跳ね返った角度が同じキレイな反射のことを指します。
反射した光の強さを数値化したものをグロス値(光沢度)と言います。
5分ツヤは、半艶とも呼ばれてマット仕上げ・フラット仕上げとも言われています。