まず初めに知ってほしいことは、お寺の建築様式についてです。
古建築が多い寺院では「和様」「唐様」「天竺様」の3つの様式が基本となっています。
唐様と天竺様については中国から伝来した様式で、和様は日本で発展した様式です。
特徴ですが、唐様・天竺様は装飾的になっていて、和様は落ち着いた雰囲気が挙げられます。
この3つの様式のいいところを取ったものを「折衷様」と言います。
そしてお寺の屋根の特徴ですが
お寺の屋根には本瓦を使用することが多く、屋根が反り屋根になっていることです。
てり屋根とも呼ばれていて、職人さんの技術が重要となります。
直線な瓦を割って、曲線にして反りを造っていきます。
一般住宅の屋根は、直線屋根が多く屋根面に関してもまっすぐなものがメインとなっています。