外壁で使用する断熱材は4つの種類があり、それぞれの特徴をまとめました。1.無機繊維
無機素材を原料とした繊維素材のことを指します。
ガラスを使用した「ガラスウール」が主流となっていて
他には岩石を使用した「ロックウール」などがあります。
価格が安いのに、防音性と防火性に優れていることがメリットとして挙げられていますが
ホルムアルデヒドという有害物質が含まれています。
ホルムアルデヒドは微量のため有毒性はそれほど高くありませんが
シックハウス症候群が心配な方は無機繊維以外のものを洗濯するようにしましょう。
アレルギーを心配しない方なら、安価で断熱工事ができるのでオススメです。
2.天然繊維
有機質材を原料とした繊維素材を指します。
羊毛を原料とした「羊毛断熱材」・新聞紙を使用した「セルロースファイバー」が有名です。
メリットは、何と言っても有害物質を含んでいないということ!!
それだけでなく防音性・吸湿性にも優れています。
しかし、無機繊維に比べると2~4倍ほど価格が高くなることと
防虫効果が低いことがデメリットとして挙げられています。
3.発砲プラスチック
プラスチックを発砲さして独立した気泡を作りだした断熱材です。
「硬化ウレタンフォーム」というものが一般的です。
軽量で湿気に強いことがメリットとして挙げられ
デメリットはやはり価格が高価だということでしょう。
建物の耐震を下げたくない場合や、老朽化が進行している住宅には
軽量な発砲プラスチックを採用するといいでしょう。
4.断熱塗料
熱を遮断する「断熱効果」がある塗料を指します。
外壁の外側の補修と断熱が同時にできることがメリットとして挙げられます。
他の素材は外壁の補修が断熱材だけではできません(*_*)
そしてデメリットは他の断熱材よりも効果が低いということです。
その理由は厚みが他の断熱材と比べると薄く、高い断熱性能は期待できないからです。
断熱塗装は、外壁の補修時期が近く断熱補修と一緒に済ませたい方に適しています。