先ほどもお伝えしましたが、安いということは何かを削っているということを忘れてはいけません。”安い見積もり”に潜んでいる罠をお伝えしましょう。
1.塗料を薄める
屋根・外壁塗装で安い工事をするために一番取られている方法は、塗料を薄めることです。
安いということだけを考えた結果、塗料不足でも追加費用をもらえないため塗料を薄めるのです。
※塗料には基準塗布量がある!!
基準塗布量とは、各塗料メーカーが指定している1㎡あたりで使用する塗料の量のことを指します。
塗料にはそのままで使用できないものもあり、希釈する必要があります。
しかし必要以上に薄めることで塗装費用を安くすることができます。
必要以上に薄めすぎた結果‥失敗するということに繋がってしまうのです。
2.人件費の削減
技術力の高い職人には、それなりのお金を支払わなければなりません。
人件費を安くするために技術力の高い職人ではなく、経験の浅いものに作業をさせて人件費を削減します。
経験が浅いとしっかりとした作業をしてもらえず、失敗する可能性が出てきます。
安い見積もりを提示されたら、技術力の高い職人はいるのか聞いてみてもいいでしょう。
3.短い工期
工期が長ければ長いほど、移動費・人件費などの費用がかさんできてしまいます。
工期を短くして費用を抑えようとすると
塗装の乾燥が不十分・工程を省くなどが考えられます。
その結果‥失敗に繋がってしまう可能性が高くなってしまいます。
安い見積もりに不安を感じたら、日程表をもらい
どのような日程で工事が進んでいくのかを事前に確認するようにしましょう。
4.足場の削減
足場は、屋根・外壁工事をする際に欠かすことのできないものになります。
しかしその足場代を省くために、足場を設置しないことが考えられます。
足場がないため不安定になり事故が起こってしまう可能性が出てきてしまうのです。
足場代は一般的な建物で15~20万円ほどとされていますが
見積もりの足場が安いと感じたら、ナゼこんなに安いのかを聞いてみてください。
5.下請け業者に発注
上記でお伝えした人件費の削減には、もう一つ方法があります。
それは下請け業者に依頼することで、さらに安く費用を抑えることができるんです!!
更に下請け業者は、中間マージンが取られるので何とか利益を増やそうと
あまり時間をかけずに工事を終わらせようと考えます。
このことが悪循環となり、結局失敗してしまうことになってしまいます。
このような事態にならないためにも、工事を行うのが自社スタッフであるのかを確認しましょう。