コーキングが汚くなる原因は何?それは「可塑剤」って本当?
屋根・外壁塗装にコーキングは欠かすことのできないものになります。
そのコーキングが汚れてしまうと劣化の原因にもなり、建物全体の劣化に繋がってしまいます。
コーキングを汚してしまうもの‥それは「可塑剤(かそざい)」と呼ばれる成分です。
今回は大切なお家を守るためにも”コーキング”と”可塑剤”について知りましょう('ω')ノ
サイディングとサイディングの間に注入されたり、ヒビ割れの補修の際に使用されるコーキング。
ある程度の年月が経ち、ふと見てみると黒く変色していませんか?
しかしキズがついているわけでも、崩れているわけでもないので
”大丈夫だろう”と放置してしまいがちですが
コーキングの汚れは、ヒビ割れと同じで放置してはいけない症状です。
外壁の目地などが、黒く変色していることが多いのですが
これはコーキングの中に含まれる「可塑剤」と呼ばれる物質が悪さをしている可能性が高いのです。
本当は可塑剤が含まれていない材料で工事をした方がいいのですが
知識がない・手抜き工事をするなどの業者は、可塑剤が含まれたコーキングを使用することがあります。
「可塑剤」という言葉を耳にしたことはありますか?
可塑剤とは、材料を柔らかくするための成分のことで
屋根や外壁などの塗装に使用する塗料の中にも、可塑剤が含まれているものがあります。
またプラスチック製品にも可塑剤は含まれていることがあり
筆箱に入れていた消しゴムがベトベトになったという経験をしたという方はいませんか?
これは可塑剤が含まれた製品が、他の製品に触れると可塑剤や他の成分が製品に移ってしまうのです。
可塑剤は年月が経つにつれて溶けて表面に出てくるのですが
着色剤も一緒に含まれていた場合は、べたつきで汚れが付着しやすくなったり
変色しやすかったりして黒ずみが発生してしまうのです。
この現象のことを「ブリード現象」といいます。
コーキングの汚れは、コーキングに含まれている可塑剤や着色剤の変化により
汚れてしまっていることが多いので
コーキングの工事をする際は、可塑剤が含まれていないコーキング材なのかを確認するといいでしょう!!
可塑剤のメリットとデメリットをお伝えします。
まず、メリットですが柔軟に形を変えることができるので
壁の間・ヒビ割れを隙間なく埋めることができます。
そのため雨・風の侵入を防ぐことができるでしょう(^^)
またクッション代わりにもなり、温度変化の膨張や伸縮
地震などによる壁のぶつかり合いで生じる、ヒビ割れや剥がれを防ぐこともできます。
デメリットについては
着色剤などと一緒に溶け出してしまい、コーキングや周りの壁なども汚してしまうことです。
材質を柔らかくする成分なので、溶けだしてしまうとコーキングの弾力性が失われ
メリットでもあるクッション性の役割を果たせなくなってしまうことが挙げられています。
年月が経つと、どのコーキング材でも劣化を起こしてしまいますが可塑剤が含まれているコーキング材は、特に汚れてしまうでしょう(;´Д`)
コーキングが黒く変色してしまっているという方は、業者に見てもらってください。
外に晒されているので黒くなって当たり前だと思われてしまいがちですが
汚れは劣化が進行しているサインの一つでもあるんです!!
ただの汚れと放置するのではなく、業者にきちんと点検をしてもらうことで
どのような工事が必要なのか教えてくれます。
住宅のことでお悩みを抱えている方は、一度お気軽にお問合せください!!
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