1.スレート屋根スレート屋根は耐衝撃性が弱く、割れやすいことが弱点です。
割れたスレートを暴風が襲ってしまうと、そこから屋根材が剥がれて風に持っていかれてしまいます。
このリスクを少しでも抑えるにはスレート材が必要とする
10年に1度の再塗装でメンテナンスを行うことが重要になります。
またズレを見逃さないということも重要です。
劣化によるズレが生じた状態で風にあおられてしまうと
屋根の上部構造部である棟板金が風に持っていかれてしまい
被害が屋根全体に広がってしまう可能性が出てきてしまいます‥。
10年に1度の再塗装とは別に、常日頃からズレがないかを確認して発見したら
早急に業者に修理をしてもらいましょう!!
あまりにも劣化が進行している場合は葺き替えを検討しましょう。
2.ガルバリウム鋼板(金属屋根)
スタイリッシュでサビに強いガルバリウム鋼板は人気な屋根材です。
しかしサビに強いからといって、サビないというわけではないので注意しましょう!!
設置の際に切断していれば切断面からサビてしまう恐れがあり
サビてしまうと当然ながら強度が落ちてしまいます。
また、ガルバリウム鋼板は軽量なことも魅力の一つとされていますが
軽いものは強風の影響を受けやすいのでしっかりと施工されていなければなりません。
これらの確認を行うために、10年に1度の業者による点検を受けるようにしましょう。
点検を受けることで台風被害のリスクを抑えることに繋がります。
3.ジンカリウム鋼板(金属屋根)
ジンカリウム鋼板は、ガルバリウム鋼板に石粒をコーティングすることによって
ガルバリウム鋼板の辱点である遮音性能の低さを改善したものです。
台風対策もガルバリウム鋼板と同じメンテナンスを行いましょう。
しかしジンカリウム鋼板は屋根の環境次第で、石粒の表面に藻が発生してしまうことがあり
藻を放置していると劣化の原因となるので、業者にキレイにしてもらってください。
4.陶器瓦
屋根材の中でも重たい瓦は、風に飛ばされれば凶器となってしまいます。
風に飛ばされないためにも、しっかりと固定されているか割れていないかを確認することが重要です。
確認する際、屋根にあがる必要がありますが素人には大変危険なため
業者に依頼して確認してもらうようにしてください。
築後・前回のメンテナンスから15年経過している場合は
漆喰詰め直し工事をすることも有効となる台風対策です。
また瓦をコーキングで固定したり、ビスを打ち込み野地板に固定したりする
瓦止め工事も有効な台風対策とされています。
5.アスファルトシングル
アスファルトシングルは踏んでも割れにくいという柔軟性が魅力の素材です。
しかしその柔軟性ゆえ10年ほど経つと亀裂や浮きが生じてしまうことがあります。
そのため10年に1度を目安として、清掃と点検を業者に依頼するといいでしょう。
必要に応じて修理や葺き替えを行うと台風対策として有効になります。