①アクリル樹脂系のコーキング剤は使用しないアクリル樹脂系のコーキング剤は耐久性が劣るため、モルタル外壁には向いていません。
なので耐久性の高いウレタン樹脂系・シリコン樹脂系のコーキング剤を使用するようにしてください。
ただ耐候性・耐水性に優れているシリコン樹脂系のコーキング剤にはデメリットがあります。
それは密着性が低いということです‥。
すでにコーキングしている部分に重ねるとすぐに剥がれてしまうので
初めて補修する部分だけに使用するようにしましょう。
②高所部分のコーキングを行う際は足場を組む
高所部分のコーキングを行う際は、必ず足場を組むようにしてください。
転落して大ケガをしたり最悪の場合は命を落とすことも考えられます。
高所部分は無理せずに業者に依頼するのもいいでしょう。
③モルタルに合った色を選ぶ
例えばグレーのモルタルに白のコーキング剤で補修を行うと目立ってしまいます。
悪目立ちしないように、モルタルに合った色を選ぶようにしましょう。
④空気・水分が入らないように注意する
コーキングをする際に空気・水分が入ってしまうと結着効果が弱くなってしまい
再びヒビ割れを起こしたり、コーキングの隙間から雨水が浸入してしまうことがあります。
作業をする際は、丁寧に時間をかけてコーキング剤をヒビ割れ部分に注入し
できれば2度以上に分けて注入するようにしてください。
凸凹がある場合は、ヤスリで削り滑らかにしてから作業を行うようにしましょう。
⑤外壁が乾燥しているときに作業をする
雨の日に作業を行うと、コーキング部分に雨水が浸入してしまい結着効果が弱まります。
また湿度が高いときも同じことが言えます。
必ず晴れて外壁が乾燥しているときに作業を行うようにしましょう。
⑥コーキング剤を注入する部分はきちんと掃除する
コーキングを注入する箇所にホコリやモルタルの破片が入り込んでしまうと、粘着性が弱くなり
亀裂や剥がれの原因にもなってしまいます。
必ず補修する部分の掃除を行ってから注入するようにしてください。
⑦プライマーを使用する
モルタルとコーキング剤が上手く接着しなければ、ヒビ割れや亀裂を補修することはできません。
コーキング剤を注入する前には必ずプライマーを塗るようにしてください。
プライマーとコーキング剤の素材が合わないと、コーキング剤が剥がれてくることがあるので
コーキング剤にあうプライマーを使用してください。