モルタルをコーキングする方法をお伝えします
モルタルは一般住宅の外壁として採用されている素材です。
安価でカラーバリエーションが豊富なことから人気の素材なのですが
劣化してしまうと表面にヒビ割れが生じ、ひどくなるとクラックまで生じてしまいます。
モルタルにヒビ割れが生じてしまった場合コーキング剤で補修することが一般的です(^^)
塗装となると無理がありますが、ヒビ割れのコーキングぐらいなら‥と
DIYで行うことを検討されている方が多いのではないでしょうか。
今回は自分でモルタルのヒビ割れをコーキングする方法についてお伝えします。
モルタルをコーキングする方法
モルタルにヒビ割れや亀裂が生じている場合、そのまま放置することはやめてください。
ヒビ割れや亀裂がどんどん進行してしまうと壁そのものが崩れてしまったり
崩れてしまった部分から雨水が浸入してしまい雨漏りの原因になることがあります。
このような事態にならないためにも発見したら、すぐに補修工事を行うようにしましょう!!
ヒビ割れや亀裂には、コーキングと呼ばれるものを使用して埋めることが一般的です。
1.DIYではチューブ容器に入ったコーキング剤がよく使用されている
ボンドのような先端の尖った容器に入っているコーキング剤を使用することが多いです。
必要な部分に直接コーキング剤を注入することができるため、手間がかからず簡単に作業することができます。
コーキング剤の中でも一番よく使用されているのはシリコン樹脂でできたコーキング剤です。
防水性があるのでヒビ割れ部分から雨水が浸入することを防ぎ、建物の劣化を遅らせます。
そして耐候性にも優れているので温度の変化によって、コーキング部分が劣化することも防いでくれます。
ウレタン樹脂のコーキング剤は、シリコン樹脂のコーキング剤よりも耐久性が高いというメリットがあります。
長い間、劣化することなく品質を維持するので、雨水の侵入・ヒビ割れが広がることを防ぎます。
しかしウレタン樹脂は乾燥してからも粘着性があるため、ホコリなどの汚れが付着してしまうのがデメリットです。
2.広範囲の補修には缶入りのコーキング剤を使用する
上記で紹介したチューブ型のコーキング剤は、持ちやすさを重視されているため300mlと少ないです。
少しのヒビ割れ・亀裂の補修ならこの量で充分ですが、広範囲の補修となる場合には足りなくなってしまうので
缶に入ったコーキング剤を購入してコーキングガンで注入することをオススメします。
しかし缶に入ったコーキング剤はそのまま使用できないものがあります。
「2成分形コーキング剤」と記載されているものは
缶に入ったコーキング剤に硬化剤などの薬品を入れて使用しなければならないため
そのまま使用できる「1成分形コーキング剤」を使用するようにしてください。
コーキングをDIYで行う際の注意点
①アクリル樹脂系のコーキング剤は使用しない
アクリル樹脂系のコーキング剤は耐久性が劣るため、モルタル外壁には向いていません。
なので耐久性の高いウレタン樹脂系・シリコン樹脂系のコーキング剤を使用するようにしてください。
ただ耐候性・耐水性に優れているシリコン樹脂系のコーキング剤にはデメリットがあります。
それは密着性が低いということです‥。
すでにコーキングしている部分に重ねるとすぐに剥がれてしまうので
初めて補修する部分だけに使用するようにしましょう。
②高所部分のコーキングを行う際は足場を組む
高所部分のコーキングを行う際は、必ず足場を組むようにしてください。
転落して大ケガをしたり最悪の場合は命を落とすことも考えられます。
高所部分は無理せずに業者に依頼するのもいいでしょう。
③モルタルに合った色を選ぶ
例えばグレーのモルタルに白のコーキング剤で補修を行うと目立ってしまいます。
悪目立ちしないように、モルタルに合った色を選ぶようにしましょう。
④空気・水分が入らないように注意する
コーキングをする際に空気・水分が入ってしまうと結着効果が弱くなってしまい
再びヒビ割れを起こしたり、コーキングの隙間から雨水が浸入してしまうことがあります。
作業をする際は、丁寧に時間をかけてコーキング剤をヒビ割れ部分に注入し
できれば2度以上に分けて注入するようにしてください。
凸凹がある場合は、ヤスリで削り滑らかにしてから作業を行うようにしましょう。
⑤外壁が乾燥しているときに作業をする
雨の日に作業を行うと、コーキング部分に雨水が浸入してしまい結着効果が弱まります。
また湿度が高いときも同じことが言えます。
必ず晴れて外壁が乾燥しているときに作業を行うようにしましょう。
⑥コーキング剤を注入する部分はきちんと掃除する
コーキングを注入する箇所にホコリやモルタルの破片が入り込んでしまうと、粘着性が弱くなり
亀裂や剥がれの原因にもなってしまいます。
必ず補修する部分の掃除を行ってから注入するようにしてください。
⑦プライマーを使用する
モルタルとコーキング剤が上手く接着しなければ、ヒビ割れや亀裂を補修することはできません。
コーキング剤を注入する前には必ずプライマーを塗るようにしてください。
プライマーとコーキング剤の素材が合わないと、コーキング剤が剥がれてくることがあるので
コーキング剤にあうプライマーを使用してください。
最後に・・
いかがでしたか?
決して簡単に行える作業ではないことが理解してもらえたでしょうか(;´Д`)
コーキング剤の素材選びから、補修部分の掃除など注意するべき点が多いです!!
そのため失敗することも多くなってしまいます‥。
大切な住まいを長く維持させるためにも業者に相談することも必要だと言えるでしょう。
住宅のことでお悩みを抱えている方は、一度お気軽にお問合せください!!
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