新築なのにナゼ天井にヒビ割れが生じてしまうのか、その代表的な原因は以下の2点が考えられます。1.木材の伸縮によるヒビ割れ
一般的に天井の下地には木材が用いられています。
木材は温度・湿度の変化によって伸縮する性質があるのですが、天井に用いられているクロスは製品によって
伸縮性が低いものもあるため、伸縮性の違いによって天井にヒビ割れが生じてしまうのです。
特に新築の場合、木材に含まれる湿気が多い状態が多いのでヒビ割れしやすいとされています。
また自然素材である木は呼吸をしているので、季節によって乾燥して縮んだり水分を含んで膨らんだりを繰り返します。
新築後はしばらくこの縮んだり膨らんだりする動作が繰り返されます。
2.クロスの伸縮
クロスの原材料には紙や樹脂が用いられていて、そのため湿度によってある程度伸縮します。
施工の際クロスに湿気が含まれていると乾燥するにしたがって
クロスが縮んでしまい、クロスの端に隙間が生じてしまいます。
この隙間はクロスを新しく施工した直後に起こりやすいので、新築の場合はクロスの伸縮が
ヒビ割れや隙間の原因となってしまうことがあるのです。