横葺きは横じま(ボーダー)とお伝えした通り、地面に対して屋根材を平行に葺いた形状になり
「段葺き」と「平葺き」の2つに分けられます。
屋根材同士の繋ぎ目に段差がある「段葺き」は、立体的で重圧なイメージに
繋ぎ目が薄くフラットな「平葺き」は、スッキリと洗練されたイメージにすることができます。
特徴は、デザインの種類が豊富でフラットな形状の平葺きは、曲線などの複雑な形状にも対応しやすい特徴があります。
素材も豊富でカラーバリエーションとの組み合わせで
神社・仏閣・洋風住宅まで様々な建物や住まいで採用されています。
しかし緩い勾配の屋根には施工することができないというデメリットがあります(T_T)
一般的な横葺きの場合は、屋根材が重なる部分にどうしても段差ができてしまうため
3寸以上の勾配でないと施工することができないのです。
3寸以下の勾配の屋根に施工してしまうと、雨水が棟から軒先にスムーズに流れずに
雨漏りの原因となる可能性が高くなります。
勾配が大きい屋根は地上から屋根を見ることができるため、建物全体の外観をアピールすることができるでしょう。