1.ヒビ割れした瓦を取り除くヒビ割れした瓦を取り除くのですが、その前にまず足場を組まなければなりません。
屋根での作業は高所のため非常に危険です。
そのため必ず足場を組み作業をしなければならないという決まりがあるのです!!
屋根にあがりヒビ割れた瓦を1枚づつ丁寧に剥がしていきます。
昔は土葺き工法が主流だったので、瓦を剥がすと土がいっぱい出てきます。
瓦を剥がしたら瓦・土・ゴミと分別して撤去します。
そして下地の確認ができるよう掃除をして、古い瓦の撤去が完了となります。
2.ヒビ割れした瓦の下地確認
次はヒビ割れした瓦の下地の確認を行います。
(瓦1枚のみの交換の場合、問題がない限り下地の交換は行わないことが多いです。)
屋根瓦全体の葺き替えを行う場合は、下地を全て剥がします。
下地を剥がすと野地板が現れますが、野地板は長期に渡り瓦の重さに耐えているため
傷みや劣化が見られることがあります。
あまりにも痛みや劣化が酷ければ野地板の張り替えを行います。
野地板の張り替えが完了したら、下地となる合板を設置していき
ルーフィング(防水シート)の上から敷いていきます。
3.新しい瓦に交換する
新しい瓦を設置するためには、まず瓦を引っかけて固定する桟木を下地に打ち込みます。
その後は決められた場所に配置するのですが
瓦は焼き物のため同じ規格であっても色や形が少しづつ異なる場合があります。
地上からでは距離的にも角度的にも瓦は見えにくい位置にありますが
並べられた瓦ができるだけキレイに見えるようにと必要に応じて削ったり配置を変えて調節します。