波板の素材にはポリカ材・塩ビ材・アルミ材が多く用いられています。ポリカ材と塩ビ材がベランダ・テラス・カーポートの屋根として採用されていて
アルミ材は主に倉庫の屋根材として人気です。
●塩ビ波板の特徴
塩ビ波板は塩化ビニールを材料として作られています。
安価で加工も大型のハサミで行えるためDIYなどでよく使用されるようになりました。
しかし強度面・耐久性が低く、強い力がかかるとすぐに破損してしまったり
約2~3年で紫外線により硬化してしまい、触れるだけでバリバリと割れてしまいます。
このようなことから長期間の利用を目的とする場合には塩ビ波板は向いていません。
●ポリカ材波板の特徴
ポリカ材波板はポリカーボネート樹脂を原料として作られています。
クリアタイプの波板では最も耐久性に優れていて、屋外でも約10年の寿命を持つとも言われています。
ポリカーボネート樹脂は警察官などが使用する透明の盾にも使用されている素材なので強度の面でも問題はありません。
強度が強いので加工にはノコギリ・電動ドリルが必要になります。
●アルミ材波板の特徴
アルミ材波板は薄く伸ばしたアルミを波状に加工して作られています。
金属製なので強度は高く、耐久性も高いです。
そのため倉庫の屋根などの頑丈さが求められる場所に多く用いられています。
サビが発生してしまうことがあるので、メンテナンスは必須になります。
加工についてはステンレスなどと比べると柔らかいので、電動ノコギリなどで加工することができますが
切断面が鋭利なので面取りしなければなりません。