近年台風・ゲリラ豪雨などが頻繁に発生しているため、屋根の防水対策はますます必要になってきます。まず、屋根の構造について確認しましょう。
1.屋根の構造
一般的な屋根は下から
”野地板→防水シート→屋根材”の順で構成されています。
野地板には主に木をベースとした合板・コンクリートパネルなどが用いられていて
屋根の下地材として使用されています。
建てられた住宅のほとんどがこのような構造になっていますが
築年数の古い瓦屋根の場合は、防水シートではなく土が敷かれていることがあります。
これは「土葺き工法」といい瓦屋根では主流の工法でした。
2.防水シートの役割
屋根材の下に敷く防水シートは、ルーフィングシートとも呼ばれています。
ルーフィングシートの主な原料はアスファルトです。
通常屋根材がきちんと施工されていてもゲリラ豪雨などの強い雨や横なぐりの雨が降ると
瓦などの屋根材の隙間から雨水が浸入しています。
しかし屋根・屋上・屋根材の下に防水シートがあると、雨水が浸入したとしても排水されるのです。
この防水シートがなかった場合には、侵入した雨水が排水されず
野地板や天井などに雨水が染み込んでしまい
柱や梁などの木材が腐食して、雨漏り被害へと繋がってしまうでしょう。
雨水が溜まらないように排水をして、雨漏りを防いでくれている防水シートは重要な役割を担っているのです!!