地下にコンクリートの建造物を建てるには、必ず行わなくてはいけない工事があります。それはズバリ防水工事です('ω')ノ
地下から湧き出てくる水が建造物内へと浸入するを防いで建造物を守ることが目的です。
そして地下の防水工法には2つの種類があるので、特徴についてお伝えします。
1.後やり工法
後やり工法とは従来からある地下外壁の防水工法で
躯体が完成した後に躯体の外側から防水作業をする方法になります。
躯体の周囲に後やり工法をするためのスペースが余分に彫られ
躯体への防水作業が終わると作業スペースは土によって埋められます。
躯体が立てられた後に行われる防水作業になるので「後やり工法」と呼ばれています。
2.先やり工法
先やり工法とは建築物が立てられる部分のみの土地が掘り返されて
地下工事を進める「外型枠省略工法」という建築方法の際に施工される工法になります。
「外型枠省略工法」では堀削部分の壁面を建造物の外型枠として利用し
壁面に沿って防水層を躯体工事の前に作ってしまいます。
その後に躯体工事に入るため「先やり工法」と呼ばれています。
先やり工法では防水層は、掘削部分の壁面に沿うような形で作られるため
後やり工法のように作業後に土地の後埋めを行う必要はありません。
また、先やり工法は工事期間の短縮や
従来工法よりも掘削する土の量が減るという作業を減らすうえでもメリットがあります。