1.初期段階‥シミやカビの発生壁から雨漏りを起こしてしまうと室内の壁紙などに、シミやカビが発生します。
壁紙にシミがあるということは壁の内部にまで雨水が浸入し、雨漏りの道ができている状態になります。
シミをそのまま放置していると雨水が原因で建物が傷み腐食したり
シロアリなどの第二被害が起こることがあります。
また、雨もりして湿度が高くなるため周囲にカビも発生してしまい
室内にカビの胞子が空気中に浮遊してしまうことになります。
浮遊することで、アレルギーや気管支炎を発症しやすくなり健康被害をもたらすことがあります(;´Д`)
対処法
壁紙にシミ・カビが発生した際は、雑巾やカビ取り剤などを使用して拭き取りましょう。
拭き取ってもまたシミ・カビが発生したら、どこからか雨漏りしていることが考えられます。
結露による水分が窓枠から木枠部分にまで溢れて壁紙に伝わることでカビや剥がれが起こることもあるので
どのようなときに濡れてしまうのかを観察して業者に相談しましょう。
2.第二段階‥雨量が多いときに雨漏りが始まる
雨量が多いときにあまもりが始まるという場合は、窓サッシ・壁などにヒビ割れがあり
その部分から雨水が浸入している可能性があります。
サッシ周りはコーキングの劣化によって、雨漏りの症状が現れることが多いです。
初期段階よりも雨漏りの被害が進行しています。
対処法
雨量が多いときに雨漏りの症状が現れた際は、室内に雨水が浸入しないように
ブルーシートで覆い応急処置を行いましょう。
サッシ周りなどはガムテープを貼り、壁とサッシの間を覆うと雨水が浸入しずらくなります。
この2点で応急処置は可能ですが、このままだと建物の劣化を進行させてしまうため
早急に原因と補修を業者に依頼するようにしてください。
3.第三段階‥少しの雨でも雨漏りする
少しの雨であっても雨漏りを起こしてしまう場合、サイディングなどの外壁材自体に
ヒビ割れやコーキングの劣化が原因として考えられます。
その他には、外壁に触れた際に白い粉がつくチョーキング現象が現れている場合は
外壁の防水機能がほとんど機能していないことになるため、水を吸収して雨漏りになることがあります。
対処法
自分で対処する方法としては、第二段階の時と同じで
ビニールシートやガムテープを使用して応急処置を行いましょう。
しかし第三段階になると、外壁材・コーキング材の補修や雨漏り箇所の補修など
広範囲にわたっての工事が必要となる可能性が高くなります。
雨漏りの症状が酷くなるにつれて、工事費用は高額になってしまいます(T_T)
そのため初期段階で対処するようにしましょう。