簡単にお伝えすると「高度地区」は自治体が独自に定めた高さ制限になります。
例えば、住まいを建てる際に自分の土地だからと言ってなんでも自由に建てられるわけではありません。
快適で安全な暮らしを送るために法律で様々な制限が設けられているんです(; ・`д・´)
しかし法律だけでは建物の高さをコントロールすることが難しいこともあります。
このような高さ制限を補完するために「高度地区」が設けられているのです。
具体的にどのような制限なのでしょうか?
高度地区の高さ制限は2種類あり
まず1つめは【建物の高さを制限して低く抑える】と言うもので
2つめは【土地を有効活用するために高さの最低制限を決めて高い建物しか建てられないようにする】です。
建物の高さを低く抑える理由として、住まいの日当たり・風通しを確保することが一番の要因となります。
南側に建物が建ってしまった場合、どうしても日当たりが悪くなってしまいますよね‥
このようなことにならないために高度地区を定めて
建物の高さに制限を設けて一定の日照を確保できるようにしているということになります。
その一方で高度地区では建物の最低限の高さが定められている場所もあります!!
駅前・街中など土地を有効活用したい場所に低い建物が建ってしまったらどう思われますか?
本当は商業施設・オフィスがたくさん欲しいと思っていても
テナントがあまり入れない低い建物が建っていたら、ちぐはぐな街づくりになってしまいます(;´Д`)
ちぐはぐな街にならないために高度地区を設定して建物の最低の高さを決めているのです。