外壁に撥水材を用いると、滑り落ちるように水が落ちていきます。
葉っぱの上に雨水が落ち水滴がのっかっている状態を見たことありませんか?
この状態がまさに「撥水」の様子といえます。
ナゼこのような状態になるかというと、小さな細かい毛のようなものを外壁に付けることで
水があたった際に毛のようなものに着地する部分が多くなります。
しかし凸部分にあたっているものの、凹部分に水が入り切れていないので
この隙間があることで水を丸くして滑り落ちやすくしているのです。
外壁に付ける毛のようなものは、触れてもわかりにくく目に見えるものでもありません。
そしてもうひとつ、表面自由エネルギーも関係しています。
水は中心に集まろうとする力(表面張力)を持っていて
この力によって水の表面を小さくしようと働いています。
表面自由エネルギーが大きければ大きいほど、表面張力が働かなくなり水が自由に飛び散ってしまいます。
逆に表面自由エネルギーが小さい状態で表面張力が大きいと水の面積を小さくしようとして水玉になります。
水玉になることで表面に付かず流れていきやすくなり撥水効果が見られるようになるのです。