屋根に用いられている防水シートは、別名「ルーフィング」とも呼ばれています。
アスファルトを紙板に染み込ませて作られているもの・ゴム樹脂で作られているもの
以上の2つが主流となっています。
これらの防水シートは屋根の基礎部分、野地板の上に施工されていて
屋根材が何かしらの理由で雨水の侵入を防ぎきれなかった際に
屋根内部へと雨水が浸入しすることを防いでくれています。
耐用年数の目安ですが
厚みのあるアスファルトルーフィングが約20年で
柔らかく施工性の高いゴム製ルーフィングが約15年とされています。
そして一般的な住宅に用いられている屋根材と耐用年数の目安は
日本瓦約50年・トタン屋根約15年・スレート瓦約20年・ガルバリウム鋼板約25年となっています。
ゴム製ルーフィングの場合、トタン屋根やスレート屋根なら耐用年数が近いので
葺き替え時期を合わせることができるでしょう。
しかし、ガルバリウム鋼板などの20年を超える耐用年数の屋根材を用いてしまうと
屋根材の寿命が残っている状態で解体して、ルーフィングの交換が必要となってしまいます( ゚Д゚)
アスファルトルーフィングの場合は、耐用年数の目安が20年なので
ガルバリウム鋼板を屋根材に用いた場合でも、耐用年数に近い状態まで使用し続けることができるでしょう。
ですが、ガルバリウム鋼板の耐用年数は約25年以上が目安となっているため
アスファルトルーフィングでも耐用年数まで持たせることは難しいです。