①換気と調湿素材で湿気対策収納の湿気対策のカギになるのは、居室と同じ換気です。
収納に風を取り込むためにも通風タイプの扉にしましょう。
通風扉にはルーバータイプ・通気口を付けたもの・開け閉めできる欄間つきのものなどがあります。
ルーバーとは細長い板を隙間を空けて水平に並べ枠に組み込んだもので
欄間とはドアの上部につく開口部材です。
扉に加えて、収納の壁や天井には調湿効果のある内装材の使用をオススメします。
代表的なものは珪藻土や漆喰になりますが、塗り壁のため左官工事が必要になります。
他には吸湿性のある杉などの無垢の羽目板を張る方法もあります。
近年は、調湿や防カビ性能を持たせたボードタイプの壁材なども登場しています。
内装材の種類によって性能や施工方法が異なってくるので業者に相談して決めましょう。
②大きな収納には窓や換気扇を設ける
ウォークインクローゼットなどの大きな収納には、窓か換気扇を設けるようにしましょう。
上記①の通気扉・窓・換気扇を組み合わせると収納の内部に風の通り道を作ることができるので
収納内の風通しがグンと高くすることができます。
窓を設ける際は、ガラスをペアガラスにするか断熱フィルムを貼るようにしましょう。
また、窓からの日光で収納物の色あせを防ぐには日よけが必要になりますが
断熱と遮光の両方の機能を持つフィルムをはる方法もあります。
③ウォークインをウォークスルーにする
ウォークインクローゼットを検討されている方は
ウォークスルークローゼットにできないかを確認しましょう。
ウォークスルークローゼットとは、出入り口が2方向以上あるクローゼットのことです。
両方から行き来することができて、風通しもバッチリ行うことができるでしょう。