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屋根工事コラム
瓦を固定する土台の「瓦残」を知ろう！！

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皆さんは「瓦桟」という言葉を耳にしたことはありませんか？

瓦桟は普段見えるところで使われていないため、存在を知らないという方が多いと思います(^^)

しかし瓦屋根のリフォーム時の見積書に「瓦桟」という見慣れない文字があり

何だろう？と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は瓦を固定するために必要な土台となる「瓦桟」についてお伝えします！！

「瓦桟」とはどんなもの？施工方法は？

瓦桟とは桟木(さんぎ)とも呼ばれていて、引掛け残葺き工法で瓦を引っかけてビスを留めるところを指します。

通常は横に桟木を取り付けるだけなのですが、風の影響を受けやすい地域などは

瓦をよりしっかりと固定させる必要があるため縦桟木を取り付けたりします。

瓦桟の施工方法は、屋根の下地の上に瓦から漏れてきた雨水を室内に侵入させないように

ルーフィング(防水シート)を敷き、その上に瓦桟を設置します。

瓦桟は横一直線になるので、流れてきた雨水を止め溜めてしまうことがあります。

雨水が溜まってしまうことで木製の瓦桟や下地の野地板に染み込んでしまい腐食してしまいます。

このような状態を避けるために※きずりを付けたり

瓦桟に雨水を通すためのウォーターホールを付けたりして雨水対策を施します。

※きずり‥

横桟木の下にテープや流し残という木材を縦に敷いていくことです。

このようにすることで横桟木が少し浮き、排水できるようになります。

「瓦桟」の種類

●木材

腐食に強いとされる杉を使用することが多いです。

しかし、年数が経つと腐食してしまうでしょう。

●樹脂系

木材と比べると腐食に強いです。

また、反りや筋がない一定の品質を可能にしたものになります。

各メーカーからたくさんの種類が出されていて、木材の瓦桟と同じく水抜き穴が施されています。

最後に・・

今回は「瓦桟」についてお伝えしましたが、いかがでしたか？

少しは瓦桟について理解してもらえたでしょうか(*´ω｀*)

屋根工事を失敗した‥という結果にならないためにも

少しでも知識を持っておくことをオススメします。

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