バリアフリーサッシとは足の不自由な方・車いすを使用している方のために作られた段差をなくしたサッシのことを指します。
下枠の段差をフラットにしただけでなく、車いすが通ることのできる開口幅や
操作を簡単にできるレバーハンドルなどが採用されています(^^)
●ノンレールサッシ
サッシの下枠の段差をなくして、更にレールの溝も塞いだフルフラット構造のサッシです。
段差も凸凹もないので、つまずいたり転倒してしまうなどの心配もありません。
車輪の障害物となるものもないので車いすの方でもスムーズに通行することができるでしょう。
●限られた窓幅で大きな開口を確保
車いすの幅を考えると人ひとり分と余裕を持ったスペース、その外側にはひじ掛けがあって
更に外側にタイヤが付いているため思っているよりも広いことがわかってもらえるのではないでしょうか。
電動のものを含めるとJIS規格で約60~70㎝ほどあります。
これらのことを考えると安全に車いすでストレスなく通行するには90㎝以上の幅が必要になってきます。
2枚建ての引き違い窓として180㎝以上の開口部があるといいのですが、あまり多くありません。
そこで使用されるのが、3枚建ての引き違い窓になります。
ガラス面を3枚にすることで2枚建てよりも通り道を広く確保することができます。
●サポートハンドル
サッシの開閉には少なからず力が必要になってきます。
しかしサポートハンドルは形状が握りやすく力を入れやすい構造となっているため
大型の窓・複層ガラスなどの重みのあるサッシ窓であっても
楽々と開閉することができるでしょう。
引き手をサポートするものや、大型のハンドルなどがあり
ライフステージに合わせて交換することもできるようなものもあります。