雪止めは、雪が多い北陸地方のみで必要だと考える方が多いかもしれませんが
降雪が多い地域では逆に雪止めを使用している住まいは少ないです。
豪雪地帯では、屋根に積もる雪が何十トンにもなることがあります( ゚Д゚)!!
そのため雪止め金具では太刀打ちすることができず、金具が曲がってしまったり
雪の重みによって住まい全体に負荷がかかったりしてしまうからです。
また、屋根の雪下ろしは雪を屋根から滑らせて行うので
その際に雪止めが邪魔になって雪が下せなくなってしまうことも挙げられています。
このような理由から豪雪地帯や雪が比較的多い地域の雪止めの設置はあまり向いていないのです。
その一方で雪下ろしが必要なほど雪は降らないけれど、毎年積雪がある地域や
数回ほどゆきが降る地域には雪止めを設置するメリットはいくつかあるのです。
「降っても少ないから大丈夫」と思っていても
ここ近年、温暖化の影響からか今まであまり積雪がなかった地域でドカンと雪が積もることがあります。
首都圏や近畿地方などのあまり雪が降らない地域では、雪に対する対応力が低いです。
降雪が少ないからこそ事前に雪止めを設置して、トラブルや事故を未然に防ぐようにしましょう。