水漏れを防ぐ・隙間を塞ぐなどの意味を持つ英語の動詞”caulk"に由来して
コーキングという言葉になったそうです。
建築用語でのコーキングは
屋根や外壁で目地・隙間を補修するゴム状の素材やこれを使用した補修作業を意味します。
また、コーキングと似ている言葉としてシーリングというものがあります。
業者やメーカーによってはコーキング・シーリングを独自で区別しているところもあるようですが
同じ意味で使用されることがほとんどです。
コーキングの主な役割は以下の3点になります。
●目地の隙間を埋める
●窓と外壁の隙間を埋める
●ヒビ割れを補修する
サッシの隙間や屋根・外壁のヒビ割れによって雨漏りを起こしている場合
コーキング補修によって雨漏りを解消することもできます。
しかし雨漏りは業者であっても特定することが非常に難しく
雨漏りを起こしている原因が複合的であることも珍しくはないのです‥。
隙間やヒビ割れをコーキング補修することで一時的に雨漏りを止めることはできますが
根本的な原因を解決しなければ、またすぐに雨漏りが起こってしまうでしょう。
そしてコーキングにはいくつかの種類があり
用途や使用箇所によって適切に使い分ける必要があるのです。
●湿気硬化型
●乾燥硬化型
●非硬化型
●混合反応硬化型
などの種類があり、どのようにコーキングが硬化するのか異なります。
湿気硬化型は空気中の水分と反応して硬化するのに対して
乾燥硬化型は乾燥によって硬化します。
また、表面に酸化被膜を形成して内部は硬化しない非硬化型のコーキングもあれば
主剤と硬化剤を混ぜ合わせることで生じる化学反応によって硬化する混合反応硬化型のコーキングもあります。
以上のようにコーキングもたくさんの種類が販売されているので
隙間やヒビ割れをきちんと補修するためには症状や箇所に適したコーキングを選ぶことが大切になります。