●シートの膨れシートの膨れは、下地に侵入した水分が熱で蒸発して
この蒸発した水蒸気がシートを押し上げることで発生してしまいます。
水蒸気さえ取り除くことができれば膨れを解消することができるでしょう。
水蒸気は脱気筒を使用して逃がします。
●ヒビ割れ
塩ビシートは塩化ビニールという素材に可塑剤を添加して作られています。
しかし年月が経つと可塑性が失われていくため、ヒビ割れが発生してしまいます。
輪ゴムも古くなると簡単にちぎれてしまいますよね、そんな感じです。
シートにヒビ割れが発生したら古くなっている証拠になるため
シート防水補修工事を行うタイミングといえるでしょう。
軽度のヒビ割れであればパッチ処理で対処することができます。
ヒビ割れしている箇所を塞いで雨水の侵入を防ぎましょう!!
●シートの剥がれ
シートを貼り付けるという工法の特性上、シートの剥がれを完全に避けることはできません。
経年や強風などの影響によってシートの接合部が剥がれてしまうことがあります。
軽度の剥がれであれば部分的な接着をすることで対処することができますが
広範囲にわたって剥がれているのであれば部分的なメンテナンスでは対処することができません。
●雨漏り
雨漏りが起こっている原因は様々あります。
シートのヒビ割れ部分から雨水が浸入した可能性だったり
シートの剥がれた部分から雨水が浸入した可能背も考えられます。
どちらにしても雨漏りが発生したら早急な対処が求められます。
まずは、原因を特定することからはじめましょう!!
原因を特定することができたら原因に応じて補修工事を行いましょう。