常に厳しい環境に晒されているベランダですがここに雨水が浸透してしまうと下の階の雨漏りの原因となってしまいます。
雨漏りは建物内部の劣化を引き起こしてしまう深刻な症状です。
この雨漏りを防いでくれるのがベランダ防水なんです!!
「防水層」と「トップコート」
ベランダ防水ですが、表面の塗膜であるトップコートと
トップコートの下の防水層という層の2つの層で成り立っています。
防水層はその名の通り、”防水能力のある設備”のことを指し
ベランダの下地の上に設置することで雨水による浸食を防ぐことができます。
防水層にはアスファルト防水・塗装防水・シート防水の種類があり
ベランダや下地の環境によって適した材質を選ぶことが重要になります。
この防水層を保護するのに必要となる塗装がトップコートで
トップコートを塗装しなければすぐに防水層が劣化してしまいます。
耐用年数は?
防水層の種類にもよりますが10~15年が耐用年数となっていて
ウレタン防水でもFRP防水でも10年経過すると防水効果が低下してしまいます。
トップコートの寿命は5年で、トップコートが劣化してしまうと
下にある防水層も劣化しやすくなってしまうので10~15年放置するのは良くないです。
トップコートの劣化は見た目が悪くなることはもちろんのこと
ベランダ防水そのものの寿命を縮めてしまうことに繋がってしまうでしょう。
防水層の補修が必要になれば費用も高額になるので、トップコートの塗り替えは定期的に行うようにしましょう。