近居の定義は明確ではありませんが
徒歩で行き来できる範囲内に祖父母と親子の住まいがあることだとされています。
簡単にいうと”何かあったときにすぐ駆け付ける距離に住むこと”です。
子育て・病気などで困り事が起こった際に助け合いができつつ
日常生活では一定の距離を置くことができるため、ちょうどいい距離感だと人気を集めています。
世代間の助け合いが一方通行にならないことも好まれる理由の一つです。
子世帯からすれば自分たちの子どものの子育てに協力してもらえて
親世帯も健康面に不安が出てくれば見守りや生活面のサポートを期待することができます。
どちらか片方が世話になるのではなく、お互い様と言い合えるのは気持ちがいいですよね♪♪
同居でも助け合いはできるのですが、生活圏が近すぎるとお互いが気を使ってしまう懸念があります。
●食事や入浴などの生活リズムが違う
●ペットを飼いたくてもどちらかの世帯にアレルギーがある
●インテリアの好みが異なる
●生活音が苦痛になってくる
同居の場合は、悪気がなくてもこれらのことがストレスになってしまう可能性がありますが
近居であればこのような心配事はなくなるでしょう。
ある意味、いいとこどりができることが人気を集めている理由ではないでしょうか。
助け合いは滞在的な需要を考えるうえでも見逃せないポイントです。
現在、各世帯が不自由なく生活している家族であっても
もしもの時に助け合える安心感を得られるでしょう。