★建築コストがかかるコートハウスでは中庭が増えるので、一般的な住まいと比べると建築コストがかかります。
そして、中庭に面する開口部には窓ガラスが採用されることが一般的なのですが
窓の面積が増えるほど建物の強度に影響を及ぼしてしまいます。
そのため窓ガラスでも強度を確保することができる工夫にも費用がかかります。
★メンテナンスコストもかかる
特殊な形状をしていることから建築面以外にもメンテナンスのコストも考えなくてはなりません。
住まいの中にも外部空間があるので、外壁や床の汚れが気になり始めたらメンテナンスが必要になります。
メンテナンスの頻度を減らすためにも設計時のプランニングが重要になってきます。
汚れが付着しにくいタイル・人工芝にしたりと汚れに強い素材を採用しましょう。
★居住スペースが制限される
中庭を設ける場合、どうしても居住スペースは制限されてしまいます。
立派な中庭にするほど部屋の数を少なくなったり狭くなったりします。
開放感を得ることができたことは良しとしても、居心地の悪い部屋になるのはどうなんでしょうか。
中庭にもある程度の面積がなければ採光・通風・開放感などを味わうことができません。
快適に過ごせる住まいを手にするためには
中庭と居住スペースをバランスよく設計することが重要になります。
★防犯についても考える
プライベートな空間がメリットなのですが
外部からの目が届きにくいことが防犯上のデメリットとも言えるでしょう。
建物の中だからと安心するのではなく、防犯意識を高めましょう。