★防水効果がなくなり亀裂が発生する外壁が塗りたての頃はツヤがあり、防水効果もある状態です。
しかし経年と共にツヤが失われ防水機能の劣化も始まってしまいます。
防水機能が失われたサインとしては、水を弾くことができないため外壁が湿気たり歪みが生じてきます。
頻繁に歪みが起こったり大きな歪みになると、壁には小さなヒビ割れや亀裂が入ってしまいます。
弾力性のある塗料であれば小さなヒビ割れや亀裂は起こりにくいですが
塗料も経年劣化するため修繕をしなくてはなりません。
塗料の質が良くなかったり歪みが大きかったりする場合
塗装をしたばかりでもヒビ割れや亀裂が起こってしまう可能性があります。
すぐに修繕をすれば大きなトラブルになることはありませんが
放置しているとヒビ割れや亀裂がどんどん大きくなっていき
隙間から雨水が浸入してしまいます。
★建物の土台や基礎部分が劣化する
塗装した際にできる塗膜は水の侵入を防ぐ役割をしますが
経年劣化してしまった塗料は塗膜が薄くなり、水が浸入しやすくなってしまいます。
また、防水シートも劣化するので、防水機能が低下して
木材やコンクリートを劣化させてしまいます。
劣化が続くことで建物の土台や基礎部分の劣化が進行してしまい
マンション全体の強度に影響を及ぼしてしまう恐れがあります。