耐震診断が必要とされる理由それは‥
現行の建築基準法に適合していない古い住まいがまだ多くあるからです。
建築基準法は平成19年に改正され、それ以降に建てられた住まいには十分な耐震強度があります。
しかし改正以前に建てられた住まいは強度が弱く、屋根にモノを載せることを想定せずに
設計されているためソーラーパネルの重さに耐えることができない可能性があります。
また、新しい住まいだからと耐震診断を行わなくてもいいとも限りません。
比較的新しい住まいであっても、建物そのものは時間と共に劣化しています。
建てられた際は十分な強度があったとしても、すぐに老朽化が進行してしまい
地震などの自然災害に耐えられなくなっている可能性が考えられます。
屋根や柱の強度計算は、あくまでも建てたばかりで
部材の強度が十分にあることが想定して計算されています。
このようなことから、どのような住まいであってもソーラーパネルを設置する際には
しっかりと耐震診断を受けておく必要があります。