鉄筋コンクリートの増し打ち建物の基礎部分に鉄筋が入っていないと、引っ張りに対応することができません。
そのためヒビ割れやクラックが生じやすくなってしまいます。
当然のことですが基礎部分に欠陥があると、地震が起こった際に建物を支えることができないため
大変危険な状態になってしまいます。
鉄筋の入っていない無筋コンクリート基礎の場合は
既存の基礎の内側・外側に耐震性の高い鉄筋コンクリートを増し打ちして補強します。
基礎部分にヒビ割れやクラックが入っている箇所には
樹脂などを注入して補修を行います。
「アラミド繊維」や「炭素繊維」を貼る
鉄筋コンクリートの増し打ちの他にも、アラミド繊維や炭素繊維といった強度のある
シート状の補強材を基礎部分に貼り基礎の強度を高める方法もあります。
アラミド繊維や炭素繊維はタイヤ・防火服・飛行機などにも使用されています。
布のような柔らかい素材で、短時間で補修をすることができるので
コストも削減することができ大規模な解体をする必要もありません。