●申請が不要な場合がある住まいを建て替える際には様々な手続きが必須になります。
解体するにも手続きが必要で、新たに建て直すにも書類を提出しなければなりません。
しかし増築では、10㎡未満の場合であれば確認申請をしなくてもいいという決まりがあります。
法則に従って増築する必要はありますが、違法建築にならないのであれば
申請をせずに部屋を増やすことができるでしょう。
ただし、防火地域および準防火地域に指定されている場合は
10㎡未満であっても確認申請が必要になってくるので注意しましょう。
●住みながら工事することができる
増築の種類にもよりますが、差し掛け増築などであれば生活をつづけながら工事することが可能です。
建て直しや間取り変更リフォームの場合は、工事期間中のため仮住まいを用意しなくてはなりません。
アパートを借りるにしても、入居費用や引っ越し費用がかかってしまうので
思った以上にお金が必要になってしまいます。
増築であればそのような費用がいらないので費用を抑えることができるでしょう。
●建て替えよりも費用が安価
建て替えの場合は、解体工事の費用の他に廃棄物処理の費用もかかってきます。
上記でお伝えしたように引越し費用もかかります。
それに対し増築の場合は、新規に建てる部分の費用と接合部処理の費用だけなので
総費用をかなり抑えることができると言えるでしょう。
ただ前提として既存の住まいの状態がいいということが条件になります。
基礎が弱くなっていたり、強度が不足している場合には
増築時に補強工事が別途必要となるため思った以上に費用がかかることがあります。