★出入口年齢と共に足が上がりにくくなるので、少しの段差でも転倒してしまうことがあります。
浴室の出入り口に段差があると躓いて転倒してしまうリスクが高くなります。
扉を開けて浴室に入る際、扉を開ける動作に集中しているので
段差に注意が向いていないことで転倒に繋がります。
出入り口の段差が高かったり、何度も躓いてしまうことがあれば
段差をなくすバリアフリーリフォームをオススメします。
★浴槽が深い
古い浴槽は深いタイプが多いです。
浴槽が深いと、またぐだけでも体力を使ってしまいます。
また、体の力の入れ方によっては転倒してしまうことも考えられます。
浴槽が深いことで溺れてしまう危険もあるので、浴槽に入りにくいと感じたらリフォームを検討しましょう。
★しゃがんだりまたいだりの動作
出入り口に段差や浴槽に入る際にまたぐだけでなく
椅子や浴槽に座る際にしゃがむなどお風呂場では様々な動作が行われます。
足腰が弱くなってくると手すりなどの支えがない状態で
これらの動作を行うことも一苦労で、動作中にバランスを崩すと転倒する危険があります。
お風呂場で動作をしにくい箇所を洗い出しておくと、手すりを設置すべき箇所が見えてきます。
★濡れた床での転倒
最近の浴室の床は濡れても乾きやすく、滑り止め機能が施されているものもあります。
しかし残った石鹸カスなどで滑って転倒してしまう危険性はゼロではないです。
タイル張りの床は水が残りやすく滑りやすくなっています。
高齢者だけでなく小さい子どもがいる家庭だと、転倒して骨折してしまうリスクが高く
打ち所が悪いと最悪のケースを引き起こしてしまうことも‥。
そのため乾きやすく水はけのいい床材へリフォームしましょう。
★ヒートショック
冬によく耳にする言葉なのですが、ご存知ですか?
ヒートショックとは温度の変化によって血圧が急激に変動してしまうことです。
冬の脱衣所や洗い場は非常に寒いので血管が収縮して血圧が上がります。
この状態でお風呂に入ると今度は血管が広がり血圧が急降下します。
この状態は心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めるのでとても危険です。
また血管の変動は失神を引き起こしてしまうこともあるので
浴槽内で失神を起こしてしまうと溺れる危険もあります。
防止するためには脱衣所や浴室内を暖かくすることが大切になります。