立平葺きと良く比較される屋根に「瓦棒葺き」というものがあります。
瓦棒葺きは、「棒にあたる垂木」と「板金」で構成された屋根です。
一方の立平葺きは垂木を使用しないため、瓦棒葺きと比べるとシンプルな屋根になります!!
立平葺きは他の屋根とは異なる点があり、それはズバリ材料の持ち出し方法です( ゚Д゚)
屋根のサイズに合わせて、あらかじめ板金工場で加工されたものを現場へと持ちだします。
しかし他の屋根材は一定の長さに決まった製品を
屋根職人が現場で切り張りして、屋根に張り合わせます。
立平葺きは、事前に加工された板金を張るだけというシンプルな作業のため
他の屋根と比べ驚くほど短時間で工事が終わります。
ですが、複雑な形状をした屋根には適していません・・。
また瓦棒葺きは垂木とコイル状の板金さえあれば、狭い場所でも工事することができますが
立平葺きは屋根を持ち出すための交通や保管敷地に条件があります。
面積の大きな工場・車庫などの大型屋根の施工に適しています。